お釈迦様が悟って説いた仏教経典のエキス278文字に全てを説いている。
現代人に解りやすく訳してみたので、般若波羅蜜多を極めてみては?
私達は世の中を此のように見ているのだが、現実は目で見えているだけが真実ではないのじゃぞ。
輪廻にしても、行、業を絶つことにより、貴方の来世と思いきや、現世の人生が好転していくぞ。
お釈迦様は嘘をつきませんからな。*赤文字で書いてあるところがポイントでじゃ。
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
・一切の事物や現象は、種々の因縁が緊密に関係して生起し変化して消滅するものであり、また心はこれらの一切の事物や現象を受容して、様々な認識や思惟を
このことの真理を菩薩の修行を通して覚悟させ完成させてくれる智慧の核心を著した心の経文。
摩訶・偉大なる
般若・智慧
波羅蜜多・向こう岸に至る
心・要点
経・従糸
・自在は内心が生死苦痛煩悩の束縛から離れてその進退の如 何なる束縛も障碍もないことを指し、このような心境を以 て様々な存在の本質を観照(体験を通して理解する)しな がら衆生を救済し、衆生に施しを実践して覚悟の修行をす ることを強調している。
観自在菩薩・=観世音菩薩・=全ての菩薩
行深般若波羅蜜多時
・深く般若波羅蜜を行じたまいし時
般若波羅蜜・向こう岸に至る智慧
五蘊=色・全ての物質と現象
受・生理的な感覚と受動的な意識
想・形像や想像、情感
行・受動的な思惟思考の活動
識・能動的な思惟認識活動
度一切苦厄。・一切の苦と厄を度したまいとき
度・解決取り除く
苦・苦痛、厄
厄・災害や事故
舎利子。・舎利子よ・・釈迦牟尼の十大弟子の一人
色不異空、空不異色、・色は空に異ならず
色・五官を通して感受し認識した全ての物質と現象・・空 は色に異ならず
空=色・即ち色の本質は真実永久の不滅不変の実体であり、空はこの色を受蘊、想蘊、色蘊の四蘊を通して正しく照見して発揮するための精神境界を指している。
色と空は全く別の概念を持ったものであるけれども、どちらかの片方だけを取り上げて語ることは出来ないし、またその逆も然りである。
色即是空、空即是色。
色・五官を通して感受し認識した全ての物質と現象
この場合の色は五蘊・十二因
縁・四聖諦を代表して言っていること
空これ即ちこれ色
空=色これ順逆両方言っている訳ですが、色は我々の存在の側です。
例えて言えば、<鏡の影像(見る側)>とそれに写り込む世界あ(見られる側)の関係です。
それを、どちら側から見ても、同じと言いたいわけです。
鏡の影像=写り込む世界 写り込む世界=鏡の影像
受・想・行・識亦復如是。
・受想行識もまたかくの如し
受・生理的な感覚と受動的な意識
想・形像や想像、情感
行・受動的な思惟思考の活動
識・能動的な思惟認識活動
舎利子。是諸法空相、
・この諸法は空を相とし
この・色、受、想、行、識の五蘊
諸法・一切の事物と現象
一切の諸法は空を似てその実相としており
・そこには生も無く、滅も無い。垢もなく、浄も無い。増も 無く、減も無い。
この世の法則は、全て「空」の相を備えているのです。生せず、滅せず、垢つかず、浄からず、増さず、減らず。これは「空」の世界だから「物質現象」というのが無いのです。
不生不滅、不垢不浄、・生せず、滅せず
滅・死 空=不生不滅不垢不浄=垢つかず、浄からず
垢・迷い惑いや煩悩
浄・清浄、即ち迷い惑いや煩悩がない
不増不減。是故空中、無色、
増さず、減らず 増・他人と比べて多い
減・他人と比べて少ない
空=不増不滅 空=不生不滅不垢不浄不増不減
このゆえに、空の中に色無く
色=空 五蘊・十二因縁(十二縁起)・四諦は無い。
五蘊=人間を構成している五つの要素(色、受、想、行、織 )のこと。
十二縁起=苦悩の根源を十二の段階で説いた。
無明から始まり、老死で終わる。
苦集滅道=お釈迦様が説いた四つの真理のこと。
無受・想・行・識、・受、想、行、識無く
受・生理的な感覚と受動的な意識
想・形像や想像、情感
行・受動的な思惟思考の活動
識・能動的な思惟認識活動
・眼耳鼻舌身意無く
眼耳鼻舌身・感覚器官としての身体、肉体
意・思考、思惟、意識、情感などの心の作用や働き
色・事物、現象
声・音
香・におい
味・酸、甘、苦い、辛、咸
触・暖、冷、飢、湯、重、軽などの情感を伴わない感覚
法・色声香味触意外のもので特に思想や感情などの能動的 な精神作用を指す。
無眼界・眼界も無く 眼界・眼が見ている色の世界
乃至、無意識界・ないし無意識界も無く
眼も耳も鼻も舌も身も無く心もなく、これらの感覚器官によって得られる、形も声も香りも、味も感触も心の対象も
無く、眼で見える世界もまた意識の世界も無いのです。
無無明、亦無無明尽、・無明も無く
無明=人間の根源的な無智迷妄
無明の尽きる事もなく=無明も無く、又無明の尽きることも ありません。
乃至、無老死、亦無老死尽。
・ないし老死も無く
無明=人間の根源的な無智迷妄
行・人間が過去の世界で起こした煩悩の為に様々な業を作っ てきた身心のこと、
識・過去世の煩悩と業によって、この世の母親の胎内で生を 受ける最初の心、
名色・受胎して四週間までの間、母体の中で心身が発育する 過程
六処・受胎して五週間目、出産するまでの三十四週間の間、
六根が発達して体内で盛んに動き出すようになる姿
触・生まれてから二・三歳までの間、苦楽を感じることなく 物に触れる時期
受・四・五歳から十四・十五才までの間、苦楽を識別し、比 較的外からの
愛・十五・十六歳から青年時代、物質的欲求が激しく性欲も あり愛する心情が
取・二十五・二十六歳から五十歳位までの時代、色欲、物欲 、名誉欲すべて
有・生存によって欲望やそれに執着することから未来に再び 生まれ出る結果が
生・生は現在の業の結果として、未来に生れることをいう
老死・老衰してやがて死んで行き、未来世に生まれ変わる
*亦無無明儘
・老死の尽きることも無く 因果を断ち切る
人間は苦の世界から抜け出す方法として、生まれた原因は前世の「有」による。
その「有」は「取」によるものであり、順次さかのぼれば「無明」に始まることとなる。そこで、人間は「無明」の煩悩を断ち切る為に修行しなければならないという。
無智迷妄=無明
煩悩を断ち切り欲望やそれに執着しない修行をするには仏の智慧を知り学び
「識」もなくなるというふうに「老死」まで順次なくなると
いう悟りの方程式が
無苦・集・滅・道。・苦集滅道も無く
苦集滅道は四聖諦(四諦)ともいう。苦は苦痛や煩悩のこと集は苦(苦痛や煩悩)が消滅した境界。道はこのような苦(苦痛や煩悩)が消滅した境界を獲得する方法を指す。
苦・社会、人生、自然環境に対する心の認識や価値判断のことで主に老病死による“身苦”貪慎癡の“心苦”地獄餓鬼畜生の“後生苦”を指している。
種・煩悩や業が引き起こした社会における人生苦の原因を指 している。
滅・社会、人生の諸苦を消滅することによって生れる某集の 精神の安寧境界で
道・煩悩や業が引き起こした社会における人生苦の原因を指 している。
無智亦無得。・智も無く、また得も無し
智・一切の事物の是非や正邪を判断し理解する心(精神)の作用で仏教では
以無所得故、・得るところ無きをもっての故に
依般若波羅蜜多故、心無罣礙、
・般若波羅蜜多によるが故に心に罣礙無し。
般若波羅蜜多・向こう岸に至る智慧。
罣礙無き・障げ覆うものは無い。
無罣礙故、無有恐怖、
・障げ覆うものは無い、故に恐怖も無い。
遠離一切顛倒夢想、
・遠く顛倒した夢想を離れ涅槃を究竟す
涅槃・静寂の境界の中では苦も無く欲もなく
究竟・涅槃に行き着く
業・身、口、意の三者から引き起こされた結果の原因で身は 身体を通して発揮
・口は口から発せられた言説
・意は意識から生まれた種々の感情や構想(思考)や想像 業因は業を
究竟涅槃。
究竟・涅槃に行き着く。
涅槃・静寂の境界の中では苦も無く欲もなく。
三世諸仏、
・三世の諸仏は=過去、現在、未来処々の全ての仏
依般若波羅蜜多故、
・般若波羅蜜多によるが故に、
般若波羅蜜多・向こう岸に至る智慧。
・阿耨多羅三藐三菩提を得たまいし。
阿耨多羅三藐三菩提→無上正等正覚、無上にして正しい覚りに等しきもの
故知、般若波羅蜜多、
・故に知る、般若波羅蜜多は、
般若波羅蜜多・向こう岸に至る智慧。
是大神呪、・是れ大神呪なり、(偉大な呪語)
是大明呪、是無上呪、
・是れ大明呪なり、是れ無上呪なり
是無等等呪、・是れ無等等呪なり(偉大な呪語)
能除一切苦、真実不虚。
・よく一切の苦を除き
世の中、社会の一切の生死苦痛煩悩を取り除き、真実にして嘘にあらず、
真実ではない一切の虚妄を取り除くことができる。
故説、般若波羅蜜多呪。
・ゆえに般若波羅蜜多の呪を説く
即説呪曰、
・すなわち、呪を説いていわく→行くものよ行くものよ、
羯諦羯諦 波羅羯諦
・行くものよ、行くものよ向こう岸に行くものよ、
・生死苦痛煩悩迷妄の渦巻く此岸を離れよう、此岸から離脱 し覚悟して、
此岸から離脱し、覚悟して生死苦痛煩悩迷妄が取り除かれ る涅槃の彼岸へと行こう
波羅僧羯諦 菩提薩婆訶。
・全ての向こう岸にいくものよ目覚めよ、栄あれ、
・生死苦痛煩悩迷妄の渦巻く此岸を、離脱し覚悟して生死苦 痛煩悩迷妄が
般若心経
≪般若波羅蜜多心経≫
・これを読み、これを唱える心は、これによって自然にその 功徳を知ることが
≪般若波羅蜜多心経≫は真に偉大であり、それはあまりにも素晴らしい。
合掌
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人生は自分で演じるドラマ | |||||||||||||||||||||||
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