般若波羅密多


 表題理趣経の仏陀が悟りを開いた、宇宙本体たる心理は

 法界毘盧遮那仏≒大日如来→宇宙を物体として仰ぎ立てる

 この大日如来が説いたものとされている。


人間は元来様々な欲を持ち、煩悩に苛まれています。


仏教の本来はその欲、煩悩を制しようとする事、修行が大事とされた。

それが仏教の発展と同時に、その欲を制しようと云う状況は、一切のものに捉われないと云う心境になるのである。


その行き着いた境地を般若の空観と言われる立場であり、この立場は、先の欲の制御を進める立場を一歩進めた立場であるが、般若を空と説くは戦略で、涅槃と説くのが真義である。


高い立場で、欲を肯定する理趣経の大欲思想が出てくる。

欲には様々あります、食欲、性欲、物欲、名誉欲等々ある、性欲はその代表的なものでもあります。


空の立場を超えて欲の問題を考えますと、此の様な問題に突き当たります。


この欲に対する、小乗仏教の消極性が使用されて、大乗仏教の積極性即ち、大欲の思想が表にでてきたのであります。


但し、ここで大事なことは、ともすれば安易に欲を肯定し、欲に沈淪する危険性があるので、正しい指導者に学ぶ事が大事です。


わしゃ、現代社会や人々に、宗教や組織に入って学びなさいとは言わないが、世界でも恵まれた国に居て、恵まれすぎて、忘れてしまった心の声を近くに居る、両親や自分を大事に思ってくれる人に、悩みを打ち明け相談に乗ってもらえば、小さな悩みは解決できるはずと思っちょる。


視野を広く持ち、世界中を見てみなさい、今日、明日を生きるのに、必死になっている人々がどれだけ居るか。

十数年前日本が好景気の頃、アジア諸国の人々、若者達は、必死に「日本の様に豊かになりたい」と努力して来た結果現在の豊かな経済を得た。

その間、日本では、自分だけは・もっと金を・人より私・遊ぶ金が欲しい等々。


足るを知るを失い、もっと、もっと、と企業に煽られ、付いて行けず、鬱、ノイローゼ、引き篭り、失業、路上生活、自殺、窃盗‥等


じゃが、日本国民は立ち上がれる、近い将来円高も終息し、今度はハイパーインフレなる時期が来る、更に生活は苦しくなりこれでもかと云うくらいになったら、皆も重い腰を上げて真剣に考え始める、その時、アジア諸国が手を差し伸べてくれるじゃろ

過去日本国が、アジア発展途上国にやってきた、ODAや様々な援助やボランティアの心は伝わっているからの。


数年前こんな話が有った、韓国がカンボジアの国を丸ごと買うと云う話じゃ。

韓国は、将来の食料危機や自国の発展のために、諸外国の農業地を買収または借りては、食物の供給を図っている、これは韓国だけではなく先進国や途上国は、水、食料の危機に備え動いている。おっト、、また脱線するところじゃった。

しかしカンボジアが、断ったのじゃ。雇用は産まれカンボジアも発展するのは間違いないはずなのにのぉ。

時の(フンセン首相)が「日本国に相談無しで、自国を売る様な事は出来ません」

フンセン首相は、農家の貧しい処からの努力家で、這い上がってきた、ポルポト時代にはかなり苦労したらしい。


首相になる前、下積みの頃なのだろう、何かの事故で片目を失っている、

今は亡き日本の国会議員で「渡辺美智雄」がODAか何かの機会にフンセン首相にポケットマネーで義眼を作ってあげたそうじゃ。

それ以来、フンセン首相は何かあると日本に来ては、相談やお礼をしている。

今では、日本に来た際は、必ず渡辺美智雄の墓参りをするそうじゃ。


韓国曰く、アジアで日本国は経済で先を行っていたが、今は我が国が成長していく時です。追い越してどんどん伸びていきます。・・・その通りに成っているの。


余談じゃが、当時の小渕首相は、前自民党閣僚の方々がODAで、アジア諸国に種は蒔き終えた、芽が出て刈り取りの時期の頃の首相じゃったのに「平成」年号初代と云う栄誉で世を去ったが、もう少し長生きして日本の未来を視ていて欲しかったの




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