・生命作用が去れば、物質が無くなって「空」になってしまう。
そこで無限の「空」は万象発現の根であり、万象収容の元である。
・五官に虚空と観ぜられる空は、全てのものを在らしめて保護している 根元である。
虚空→何も妨げるものがなく、全てのものの存在する場所
・「生命」とか「心」とか言うものは「空」であって、五官では捉え得 ぬものである。
・五官に認識し得るものは常に変化している、止まることがない（無常）
・平等観では不生不滅であるが、差別観での現象は生じ滅すると見える 。
しかし、ものの真正の相を見る場合は何事でも、何時でも中道観に依らなければならない。
この事を知見波羅蜜・仏知見・仏の智慧という。
中道観→他の宗教に見られない哲学的内容・是か非と決めつけない
